ゴルフボール

ゴルフボール

ゴルフボールの大きさや重さには規格があります。

ゴルフは “フェアであること” をモットーとするスポーツだからです。
 

具体的には、重さは1.62オンス（45.93グラム）以下、大きさは直径1.68インチ（42.67ミリ）以上となります。

 

 

素材は、合成ゴムがほとんどで、その構造により以下のような種類に分かれます。
 

　■ １ピース（１層）ボール
　　　　：合成ゴムだけで作ったものにウレタンなどでカバーをしたもの

　■ ２ピース（２層）ボール
　　　　：柔らかめの芯のまわりを合成ゴムで囲み、硬めのカバーをしたもの

　■ ３ピース（３層）ボール
　　　　：芯をのまわりを２重３重構造にしたもの
 

層の数が多くなるほど作るのに手間がかかるため、値段も高くなります。

ゴルフ練習場などでは、１ピースのボールがよく使われているのは、このためです。
 

また、ボール表面のくぼみのことを “ディンプル” といいます。

ディンプルは、空中での揚力（浮き上がる力）に大きく関係し、ディンプルが大きいほど揚力は弱まり、ディンプルが小さい（浅い）ほど揚力は強くなります。

 

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ゴルフボールの歴史

ゴルフボールもはじめは “木” で出来ていました。

その後、羽をつめた皮製のボール（フェザリーボール）が登場しますが、とても高価なものでした。
 

そして、１９世紀のなかばになって、やっと天然樹脂製の 「ガッティボール」 が登場するのです。
 

ガッティボールは、よく飛ぶばかりでなく、金型による製造が可能で、安く大量に作ることができることが大きな特徴でした。
 

このガッティボールの登場により、ゴルフは大きく普及するのです。
 

その後、表面にディンプルが付けられ、２０世紀に入ると、糸巻きボール（ハスケルボール）、そして合成ゴムボール（ソリッドボール）が登場します。